中塚一宏の「いっこうで行こう！」

経済構造改革のために政権交代が必要なワケ

日本はもっと内需を拡大せねばならない－今から２０年以上前、政府の諮問機関が発表した前川レポートにはそう書かれています。ところがその後、内需は拡大するどころか、外需頼みの経済は、その外需依存を強めてきました。

小泉改革といえど、経済面ではその延長線上でしかない。結局は従来の発想と官僚任せであったからです。

ぜひここらで生産部門・企業側のみを優遇する政策だけではなく、家計部門・個人を優遇する政策に転換する必要がある。空前の経済危機だからこそそのチャンスです。政権交代によって政策のチェンジを図る絶好の機会です。

麻生総理最大の問題点は判断力・決断力の欠如

「１００年に一度の醜態」で中川財務大臣が辞任。これほどまでの醜態をさらしながら、「辞めない」「予算が衆議院で成立したら辞める」「やっぱり辞める」ところころと変わる。

何が問題かというと、麻生総理の現状認識の甘さと決断力のなさです。当然のことながら昨日の夜に辞める・辞めさせると思っていたのに、決断できない。

麻生総理では、やっぱりこの経済危機は乗り切れません。そのことがまたまたよくわかりました。

年率マイナス１２・７パーセント 小泉・竹中政治の罪

世界同時不況の震源地といわれるアメリカよりも日本の景気落ち込みの方が激しい。外需（輸出）の落ち込み幅が大きかったからですが、日本経済がこれほどまでに外需依存になってしまったのは、小泉・竹中路線のせいです。

小泉政権下での長期の景気拡大は、外需主導。それも円安のおかげ。そして外需で儲けた企業は、その利益を働く人に分配することなく、ワーキングプアが増えました。

すなわち小泉政権がやったことは、円安、金融緩和、非正規雇用の増大。さらには家計に対する負担増。これらの反動が今もろに日本経済をおおっているのです。

最近政局でとみに元気になってきている小泉氏ですが、ぜひ反省していただきたいものです。

「政策よりも政局」の麻生自民党

来年度予算の審議の真っ最中に補正予算案の検討に入るとか入らないとか。今審議している予算案が欠陥予算案であることを政府・自民党自らが認めたようなもので、話にならん。
さて補正予算案提出の狙いはもう一つある。現在審議中の来年度予算を撤回して出し直せば良いだけの話なのに、なぜ補正予算案として提出するのか？それは「麻生降ろし封じ」のためです。
予算案を審議し続ければ、自民党内の麻生降ろしを封じることができる。「政局よりも政策」と言いながらやっていることは「政策よりも政局」。だから支持が低迷することになぜ気が付かないのでしょうか？

議会制民主主義ということ

アメリカでは経済対策法案が成立。上院、下院、民主党、共和党が話し合い調整したうえで成立したとのことで、立派に議会政治が機能しています。

対して日本。政府・与党は、議会の言い分を聞かず、自分たちの案を押し付けるだけで、反対する方がけしからんと主張。経済対策が成立しないのは、政府・与党が聞く耳を持たないからだということが、まったく分っていない。

早く成立させたいなら、政府原案を修正すればよい。そんなに恥ずかしいことではないはずですが。

相変わらずの小泉氏

今から１６年前、自民党の政治改革関係の会合で、小選挙区導入法案に対して、小泉氏が「このままだとたいへんなことになりますよ」と執行部に対してドスをきかせていたのを思い出しました。

４年前の郵政解散の寸前、かつて小泉氏と同じ派閥（清和会）に所属していた民主党の先輩議員から「中塚君、民営化法案が否決されたら小泉氏は必ず衆議院を解散する。小泉氏は、日本の国のことはおろか、自民党のことさえ考えていない。彼は自分のことにしか興味がない」と言っていたのを思いだす。

その自分の想いの塊である郵政民営化にケチをつけれらたのがよほど腹に据えかねたのでしょう。また「誰のおかげで総理大臣になれたんだ！」という想いもあったのだと思う。とうとう定額給付金関連法案の衆議院再議決に否定的な考えまで。

相変わらずだなあ、と思いました。

ブレない総理

一言で言えば、天邪鬼。他人と違ったことを言うのが個性だ、その方がウケル、と思っていらっしゃるのでしょう。

しかしまぁ、誰が見ても聞いても、ブレまくりの麻生総理ですが、「私はブレていない」ということだけは一貫しています。その意味では「ブレない総理」ですね。

４分社化の見直し 郵政民営化

今日もミニ集会。お寒い中、多くの皆さんにお集まりいただきありがとうございました。
麻生総理は、３年前の郵政解散で、「４分社化を知っていた国民は国民はほとんどいない」と発言。分社化見直しの正当性を強調しましたが、ちょっと待って欲しい。
確かに郵政解散では、民営化の中身はほとんど議論されず、民営化の是非だけが争点になってしまったのですが、総理がそのことを問題だと思うなら、なおのこと、見直しの前に選挙をするべき。まず国民に対して「４分社化のことをきちんと説明せずに悪かった。もう一度選挙で皆さんの意見を聞いてみたい」というのがスジのはず。
是非解散するべきです。

「本当は賛成じゃなかった」－中選挙区文化

麻生総理の郵政民営化に関する発言がまたまた迷走しています。

「本当は賛成じゃなかった」などというのは、リーダーとして一番言ってはならないこと。とことん議論をして、納得できなければ職を辞すのが当たり前。「民営化するんなら俺をクビにしてからにしろ」と言えばすばらしい政治家だったのに。

やはり麻生総理も古いタイプの政治家、中選挙区文化の政治家なんだな、と思います。中選挙区時代は党の方針に反することを言いまくってもお咎め無しでした。それが自民党の強さでもありました。でも今は違う。小選挙区制は政党本位の選挙。だから党の方針に反することを選挙の際に言ったり、終わってから言ったりするのは、有権者に対する背信行為であり、政治を分りにくくすることにもなるのです。

寒川町町議会議員選挙の結果を受けて

寒川町町議会議員選挙が終わりました。定数２１が３減って１８議席に。大激戦でした。
おかげさまで、民主党の公認・推薦候補は両名とも当選。無所属の友好関係にある候補者も当選。１００点満点に近い結果でした。
選挙期間中、民主党への期待をひしひしと感じました。これからも頑張ります。