中塚一宏の「いっこうで行こう！」

「小選挙区」と「中選挙区」と「政界再編」

いま政界再編をいう政治家に共通して言えること。それは「中選挙区世代」の政治家だと言うことです。
そもそも小選挙区下において第三局など（よほどの努力をしない限り）存在しうることはありません。小選挙区制度というのは二大政党制時のための入れ物だからです。
政権交代が実現するかもしれない民主党から離党して新党をつくる人なんかいません。いくら自民党がイヤで離党したとしても、選挙区には民主党の対抗馬がいるし、自民党が刺客を立てるかもしれません。自民党がいやなら民主党に入るか、民主党と協力しなければ選挙を戦えない。
いまどき政界再編なんてことを言っている人は、「中選挙区世代」の政治家です。

市場原理にセイフティネットを

能力のある人が、ばりばり頑張っておカネを稼ぐ。それはそれで素晴らしいことだと思いますが、でもそんな人ばっかりかというとそうではなくて、ほどほどの給料でいいから安心が欲しい安定が欲しいという人の方が多いはず。そういった人たちのことを全く考えず、失敗したら全部自己責任にしてきたのが、この１０年ほどの日本の政治です。
そしてその競争万能も、きちんとしたルールにもとづくものではなくて、ズルしようと思えばズルできる（ライブドア、村上ファンド等々）。これじゃあまじめに頑張ろうという気になりません。だからセイフティネット必要なのです。

もらう もらわない

新聞やネットのニュースを見ていると定額給付金の話題ばかり。もらう、もらわないと瑣末なことでとてもにぎやか。

この件だけではなく、麻生総理は人と違うことをしたり言ったりするのが自らのレゾンデートルだと思っているようですが、国会議員の一人としてならともかく、総理大臣なのだからこまったものです。

自分は「要らない」としているものを人にあげて「さもしい」かどうかをチェックする。そのことをおかしいと思ってないとしたらほんとうにおかしい。異常です。

低所得者対策？景気対策？

答は「選挙対策」。だから総理は「自分はもらわない」と言っているのです（なんちゃって）。
そもそも定額減税と福祉給付金だったものを、一緒くたにして定額給付金。つまり鵺（ぬえ）のようなもの。頭が猿、体は狸、尾は蛇で、手足が虎が鵺。もののけです。
定額減税は戻し税ですから、税金を払っていない人には無関係。税金を払っていない人にも給付するための福祉給付金。
総理はもののけを見て、わけが分からなくなってしまっているのだと思う。つまりある人にとっては景気対策だし、ある人にとっては福祉政策です。
いずれにしても、スジは極めて悪い。総理本人もよく理解されていないようですから、おやめになった方が良いのですが。

「景気回復」とはいうけれど・・・

昨日の麻生総理の国会答弁。定額給付金２兆円の経済効果はGDPの０・２パーセントなんだそうです。２兆円と言えば、GDPの約０・４パーセント。０・４パーセント使って０・２パーセントしか効果がないなんて、やらない方がマシだと思うのは、私だけ？
全世界同時不況ですから、政府が提案する程度の景気対策で、日本だけ景気回復するとは私には思えません。それよりも、どんなに景気が悪くなっても、人間らしい生活はちゃんとおくれるというセイフティネットを構築すること。それこそが今の政治に求められていることではないでしょうか。そしてセイフティネットの構築こそが景気対策にもなるのです。

来年度予算成立後ということは・・・

愛車がまもなく１０万キロ。丸５年になります。選挙区を走り回り、時には緊迫する政局とともに東京へ。あちこち傷だらけですが、それだけに愛着もある。もうちょっと頑張ってもらうつもりです。

さて総理は年頭の記者会見で「来年度予算が成立するまでは解散は考えない」と述べましたが、来年度予算と関連法案が成立するのは４月にずれ込むでしょうから、そうすると選挙は５月以降。東京都議会議員選挙もあり、麻生総理のこれまでの政治行動を見ていると、かなり優柔不断な人とお見受けしますから、解散時期の判断ができなくて結局任期満了まで行ってしまうことでしょう。
ただし積極的に解散できないというだけで、「解散総選挙をやるべし」という世論に抗しきれなくなるに違いない。やりたくなくてもやらざるを得なくなる時期はそう遠くないように思います。

ホンモノ、ニセモノ

今日から通常国会。１００年に一度の経済危機なのだから国会が波乱含みなのは当たり前。平穏無事な方がおかしい。
渡辺喜美氏の動きをはじめとして、政権交代が色々言われていますが、簡単に一言。
「選挙前に離党するならホンモノ」「選挙後の離党はニセモノ」。私の経験からしてそうです。選挙後離党した人は皆自民党に帰っていったのですから。

訃報

麻生総理が記者会見。予算の早期成立をうったえたようですが、さめてまずくなったコーヒーを、「これしかないんだから我慢して飲め、美味しいから」と言われているようなもの。納得できません。

さて昨日深夜に永田寿康さんの訃報が飛び込んできました。ほんとうに残念です。心からお悔やみ申し上げます。永田さんとは、当選同期で私が自由党の頃から財務金融委員会で一緒だったこともあり、とても仲良くしていただいてました。メール事件の時も連絡を取り合っていましたが、昨年だったか一昨年だったか、メールアドレスが変わったというメールをもらってから連絡を取っていませんでした。私も自分のことで精一杯できちんと話できなかったのが、今更ながら残念です。
二人で深夜の六本木でダーツで遊んだこともありました。ご冥福をお祈り申し上げます。

新春遊説

今日も朝から遊説。箱根駅伝復路を応援する人たちでにぎわう市内を街頭演説しながらご挨拶。天気は上々、どこの神社も初詣でいっぱい、寒川神社の宮司さんも去年より２割はお参りが多いとおっしゃってましたが、なぜか街は例年と比べるとちょっと寂しい感じ。景気のせいでしょうか？

厚生労働省の講堂を臨時宿泊所に開放とのことですが、泊まれるところのある人は良いけれどそれさえ無い人が大勢にいるに違いなく、本当に心が痛みます。

どんなに景気が悪くなろうと、「人間らしい生活が送れる」セイフティネット、これを今年はしっかりと構築するべく、努力してまいります。

初詣

さて大晦日から外回り。まずは片瀬にある龍口寺の除夜の鐘から。毎年お招きいただいてます。とても寒かった。その後市内各地にある神社へご挨拶。地域の皆さんが神社のお世話をされています。皆さんご苦労様です。

そして夜が明けて江ノ島神社へ。元旦の湘南海岸はとてもいいお天気。富士山もとてもきれいに見えました。

夕方まで各神社の歳旦歳に参列してその後、街頭演説。ことしは選挙の年。確かな手ごたえを感じています。