結局立候補者は5人。政策論争をするというが、同じ党の人間なのだから、本来政策にそんなに違いはないはず。その意味でやはり自民党は55年体制を引きずっている古い政党だなとつくづく思います。
万年与党、万年野党の時代には、自民党の総裁選挙が疑似政権交代の役割を果たしていたわけで、同じ政党の中で好き勝手な主張をしていても許されたわけです。また中選挙区制度でもあったので、同じ党に所属していても、他との違いを主張することが必要でした。疑似政権交代によって「新しさ」を演出しているわけで、55年体制下と全く変わっていません。
そして今一つは、候補者みんなが好き勝手なことを言っているけれど、参議院で与野党逆転しているのだから、各候補の主張がそのまま実現することはほとんどないということです。各候補が与野党逆転の参議院のもとで自らの政策を実行するための方策についてほとんど述べていない。やっぱりこの点もヘンです。
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