政府、自民・公明の与党は、経済対策を発表、定額減税が盛り込まれました。本年度中に実施するという、分りにくい合意ですが、選挙の時期をにらんでのこともあるのでしょう。
さて、定額減税の問題点を指摘してきましたが、そもそも「1回限りの特別減税」ということ自体が最大の問題。だからバラマキなのです。財源については明らかになっていませんが、赤字国債に頼るなど言語道断だし、いわゆる「埋蔵金」にしたって、そもそも目的があって積み立てていたのですからその経緯と関係なく減税の財源にするのはスジが違うと思います。
結局「将来の増税予告付き、期間限定バラマキ減税」では消費にまわるわけがない。経済対策としても無意味です。負担といっても、税金もあれば保険料もあるし、公共料金もあります。加えて各種の手当やら税額控除だってある。総合的に考えて、やるならしっかりとした財源を見つけて恒久減税にするべき。そうでなければ安心して消費に回すことなどできません。
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