私が定額減税を批判するのは、望ましい税制改革と真っ向から逆行するからです。
やはり私は、所得税は社会への参加料として、ホントに小額でいい、年間100円でもいいから皆が自分で納税する仕組みを作りたい、それこそが税制の構造改革だと考え、かねてより主張をし続けて参りました。
もちろん経済的に弱い立場の人にはきっちり配慮するべきですが、それでもまずはいったん納税してもらう。その上でこども手当・家族手当として支給して、負担増にならないようにする。そういうシンプルで分かりやすい税制にしたいと思うのです。
納税するから参政意識も芽生えるわけで、「政治に文句を言おう」という気にもなる。納税しない人を増やす定額減税は、「究極の愚民政策」です。
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