現在、基礎年金(国民年金のこと、厚生年金や共済年金にも基礎部分があります)の総支給額の3分の1は税金によって補助されています。それを2分の1に引き上げようというのが、政府の方針。引き上げには2兆3千億円必要で、それが消費税率1パーセント分に相当するので、消費税の引き上げが言われているのです。
ここで注意していただきたいのは、基礎年金の国庫負担率を引き上げるために消費税を増税したとしても、年金の支給額も増えなければ、年金保険料が安くなる訳でもないということです。
なんか国庫負担率が引き上がると素晴らしいことが起こるように勘違いしがちですが、単なる増税でしかありません。要注意です。
コメント