モノの値段がどのように決まるのか。そのメカニズムは複雑です。需要と供給のバランスに加えて、その間に介在する貨幣の量、貨幣の価値によっても左右されます。
デフレ克服のために、金融緩和政策がとられ続けてきました。つまり貨幣の供給量を増やすことで、物価の下落に歯止めをかけようとしてきたわけです。日本だけではありません。アメリカやヨーロッパにおいてもです。かつてのように財政により有効需要を追加する(公共投資)ことは目の敵にされました。
確実に言えることは、経済政策があまりにも金融政策に偏りすぎていたということ。デフレの原因だって解明されていない中、ただひたすらに行った金融緩和の副作用が、原油高・穀物高ではないかという気がするのです。
コメント