国際連合による集団安全保障体制に参加することは、国権の発動たる戦争ではないのだから、憲法上問題ない。小沢一郎代表が、「政権を担ったら、国際治安支援部隊に参加する」としているのは、この憲法解釈に基づいています。
アフガニスタンの国際治安支援部隊(略称ISAF)は、国連安保理決議1386号により設立され、現在は北大西洋条約機構(NATO)がその役割を担っています。ISAFの任務はたいへん多様で、治安維持活動も含まれますが、対立勢力の武装解除、人道支援なども行っています。
ISAFに参加するからといって、すぐにドンパチ始めるかというとそうではありません。それは参加部隊の規模や能力によることでしょう。ISAFで後方支援を行うこともあるでしょう。ただ、現在行っている海上阻止活動とは違って、ISAFは国際社会の総意というべき、国連安全保障理事会のお墨付きがある。ここに日本国憲法の理念を活かすポイントがあるわけです。
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