国会の会期延長幅について、政府側から12月中旬までという発言が出ました。
多くの方はご存知ないしと思うし、国会議員でも知っている人はいるけれど知らない人のほうが多いのですが、国会には政策日程と政治日程というのがあって、平時においては政策日程が優先するし、普通国会の日程をたてるときには政策日程を最優先にします。
毎年12月15日に、予算編成大綱と税制改正大綱つまり次年度の予算を決定するのが恒例となっています。だから臨時国会の会期は、年末までといっても12月15日までが通例。ただし政権としての政治課題を最優先すると、それも変わります。細川内閣の時には予算成立を大幅に遅らせても、政治改革を優先しました。
会期をめぐる政府与党内のイザコザもすべて想定の範囲内。政権としての政治課題を優先するのか、政策日程を遵守するのか。大きなポイントです。
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