湾岸戦争(1991年)の際には、国際連合の決議に基づき多国籍軍が編成されたにもかかわらず、日本はカネだけ出して何もしなかった。アフガン戦争(2001年)、イラク戦争(2003年)では、国際連合の決議が無いにも関らず、自衛隊の派遣が行われました。いくら湾岸戦争がトラウマになっているとしても、憲法も変わっていないのに、あまりにもなし崩しなやり方です。
戦後の日本は、日米関係と国際協調主義を二本柱にしてきました。米ソ冷戦崩壊後、新しい国際秩序の構築が求められたわけで、アメリカとともに国連による集団安全保障の枠組みを構築することが日本の役割だと私は確信しています。
現政権は、国際協調よりも対米関係のほうに重きを置いているわけですが、これは日本という国が、これからどういった国を目指すのかという大問題を含んでいるのです。
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