存在しない補助線を引ければ、どんな命題でも証明することができる。数学ではそうです。テロ特措法をめぐって各大臣や自民党の政治家が討論しているのを聞いて、そう思いました。
政府の憲法解釈においては、海外での武力行使や武力行使と一体化する行動は行わないのが大原則。しかし非戦闘地域ならなんでもできるので、給油活動といった後方支援も可能になる。
しかし後方支援は武力行使の一部であるというのが国際常識。だから戦争では敵の補給部隊を叩くわけです。戦闘行為ではないといっても通じない。現に軍艦を派遣して戦争に協力をしてるのだから。
「後方支援は武力行使ではない」「武力行使と一体化しなければ戦闘行為ではない」これが「存在しない補助線」です。これはインチキとかごまかしの類いだと思う。
「自衛隊の派遣されるところが非戦闘地域」であるという、脳内戦争ができるのが自民党。というより官僚任せの政治。
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