2001年のアメリカでの同時多発テロ以来、「テロとの戦い」が喧伝されてきました。確かに、ニューヨークのワールドトレードセンターが崩れ落ちる様子はテレビでも何度も繰り返し報道され、大きな衝撃を世界に与えました。亡くなられた方々には心よりお悔やみを申し上げたいと思います。
さて本土を攻撃されたアメリカは、テロとの戦いを実行するべく、テロの首謀者である国際テロ組織「アルカイーダ」のビン・ラーデンと、それの与国であるアフガニスタンのタリバン政権に対する攻撃を開始。しかしいまだにビン・ラーデンの消息は分かっていないようです。
多くの国々がアメリカにいざなわれ、「テロとの戦い」に参加しました。日本も何かしなくてはいけないということで、海上自衛隊等をインド洋上に派遣し、テロと戦う各国の後方支援を実施しています。
テロを許してはならないことはいうまでもありません。テロと戦わねばならないことも当然です。問題は、このアフガニスタン戦争が、本当にテロとの戦いになっているのかということ、そしてこの戦争によって本当にテロが撲滅できるのかということだと思います。
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