アメリカのアフガニスタン戦争は、アメリカの自衛権にもとづいて行われています。本土を攻撃されたことのないアメリカが、ニューヨークやら国防総省でテロリストの攻撃を受けたのですから、ショックを受けたのもムリはありません。テロ組織を撲滅するために、アフガニスタンに侵攻し、タリバン政権をたおしたわけです。この行為が良いか悪いかは別にして、これはアメリカの個別的自衛権の行使。個別的自衛権行使に協力するのは集団的自衛権行使。
日本国政府、自民・公明両党は、「我が国は集団的自衛権は行使できないが、日本の自衛隊のアフガニスタン戦争への協力は、武力行使ではないのだから集団的自衛権行使にはあたらない」としていますが、果たしてそうでしょうか?アフガニスタン戦争自体が自衛権の行使、それに協力するのはいかなる形であっても集団的自衛権の行使。補給等の後方支援活動は、近代戦争において非常に重要で、まずは敵の補給路や補給部隊を叩くのが戦争の常識。現に第二次世界大戦において、帝国陸海軍は南太平洋や中国大陸で、のびきった補給路を寸断され、敗戦しているのです。補給だって立派な戦争行為だし、後方支援業務が安全だとはまったくもって限りません。
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