森、小泉、安倍と、清和会出身の首相が3代続いている。通算では7年にも及ぶ。昭和53年に福田赳夫氏が大平正芳氏に自民党総裁選挙で破れ、首相退任になってから、清和会は総理を出すことは無かった。20年以上もの間である。清和会の中でも傍流であった小泉氏が、20年間の旧田中派・竹下派・橋本派主導の自民党運営を横目でにらみながら、権力闘争に執念を燃やしていたいのは想像に難くない。
平成4年当時、宮沢内閣下での小選挙区導入に強硬に反対したのも、旧田中派中心の自民党執行部の権限が強まることに懸念と不満をもったからに違いない。「君子豹変す」というが、自らの主導で衆議院を解散し小選挙区制度の特徴を最大限に活用しきるその政局感は、まさに55年体制下の自民党派閥政治において培われたものであり、他の政治家の及ぶところではなかった。そもそも平成17年の郵政解散総選挙は、自民党内の権力闘争・内輪もめに端を発したものであり、それを政策課題に据えて小泉自民党を圧勝に導いた。「政局反射神経」は特筆に価するが、そこに本来の政策議論や国民のための政治という考え方は見当たらないのも特徴である。
55体制は、自民党内ではあるが、当時政権交代的な感じでいました。
小沢大殿の民主党代表だから、今回の参議選の勝利を、自由党との合併以前の旧民主党代議士も認めています。
いよいよ、国民が求める真の日本一新がてに届くところにきています。
投稿情報: ご家老 | 2007年8 月27日 (月曜日) 18:53