今日で通常国会も閉幕。せっかく延長したのに、先週末の強行採決の連打の後は、こともあろうに与党の審議拒否で委員会が開催されないという大珍事。なにをやっていることやら。
通常国会の閉会に伴い、総理が恒例の記者会見を行いました。車の中のラジオでたまたま聞いていましたが、社会保険庁のことを「親方日の丸体質」としていたのには、思わず吹き出しそうになりました。だって、「親方」って安倍さんのことじゃないですか。リーダーたるもの、部下の過ちであっても自ら責任を負うのが当然の話。ちょっと総理大臣としての資質を疑います。
もちろん、社会保険庁の職員を擁護するつもりはまったくありませんが、職場の士気がゆるんでいるのは、上司がゆるんでいるから。幹部職員は渡り鳥的な天下りで何億円も退職金をもらっているわけで、そんな上司のもとでは綱紀粛正は図れないでしょう。そしてさらにその上の政治にも緊張感が足りなさすぎ。長期政権の弊害です。
政治に緊張感をもたらすことにより、公務全体にも緊張感を。政権交代可能な二大政党政治の持つ意味は、まさにここにあります。
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