久間防衛大臣は、先の大戦における長崎市への原爆投下を「『あれで戦争が終わったんだ』という頭の整理でしょうがないなと思っている」と述べたそうです。核廃絶を目指さねばならない日本の大臣の見識を問われる発言で、言語道断。即刻辞任すべきでしょう。
久間大臣は心の底からそう思っているから、講演でぽろっと話してしまうのでしょうが、この「しようがない」こそ、自民党政治、ひいては日本政治、そして日本社会の最大の問題。「税金が上がってもしようがない」「イラクに自衛隊を派遣するのもしようがない」。「しようがない」というのは現実追認の言葉。そこに主体性はありません。
いいかげん「しようがない」シンドロームから抜け出すべきです。角が立っても自分の意見をしっかり主張をすること。それなくして国際社会から信頼を得ることはできません。
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