基礎年金を保険料方式を止めて消費税方式にすると、経済的に弱い立場の人の負担が増えるのではないか、という意見をいただきますが、決してそうではありません。むしろ逆です。
どんな金持ちでも、そうでない人でも定額の保険料を支払う保険料方式よりも、消費に応じて支払う消費税の方が、はるかに合理的です。高額商品を購入する人ほど消費税をたくさん支払うのですから、中堅所得者以下の人の方が、今の保険料の負担より軽くなります。
「構造改革には痛みが伴う」それはそのとおりです。ならば本当に痛みを感じるべき人はどういう人なのか。それは、渡り鳥のように天下りを繰り返して、何億円も退職金をもらう人たち、そしてそういう官僚に票とカネをととのえてもらって選挙をしている政治家たちでなければならないはずです。決して弱い立場の人たちだけに、痛みを押し付けて、これが構造改革だなんてことはないはず。年金の問題一つとっても、本当の構造改革を実行すれば、弱い立場の人が楽になるのです。
コメント