間もなく選挙の参議院。いわゆる上院ですが、下院が「国民の代表」であるのに対して、上院の役割は様々。地域代表であったり、階級代表であったり、職域代表であったりします。
それぞれの国の国会はそれぞれの国の歴史を反映しており、西洋の国々では、上院はローマの元老院の流れを汲んで名付けられていることが多いようです。
その点で、日本の参議院は特殊です。すなわち、議院内閣制をとっている先進国では、実質的に一院制の国が圧倒的に多く、衆議院に権限が集中していますし、選挙を行わない上院も多数存在します。連邦制の国では逆に、上院は地域代表であり、下院よりも強い権限を持つ国が多いようです。
どれが良い、ということはできませんが、それぞれ成り立ちには歴史があり、その歴史にそった役割があるということ。その役割をもう一度考えてみるべきではないでしょうか。
コメント