通常国会の会期は150日。延長は一回だけ認められています。
国会は多数決が原則であり、法案の賛否はもちろん、法案を審議する日数、法案自体を審議するかしないかも多数決で決めることになります。そこで会期が意味を持ってきます。つまり与党は、限られた会期で法案を成立させるという一定の枠をはめられることによって、数に任せた国会運営を封じられているわけです。
この2週間ぐらいは、国会は強行採決のオンパレード。強行採決をするためには、委員長職権で委員会を設定する必要がありますが、職権設定も日常茶飯事です。さらにここまで強行採決を繰り返しておきながら、会期延長が取りざたされること自体、異常です。
国会が延長されれば、法案成立は至上命題となります。つまり延長国会は波乱含みになるということです。しならく目が離せそうにありません。
コメント