「何でも反対の民主党」とよく言われますが、決してすべてに反対しているわけではなく、政府提出法案の8割ぐらいには賛成しています。良いことなら頼まれなくても賛成するのは当然だし、一歩前進という法案だってあるのだから当然のことですが、テレビでは反対している対立法案しか映さないので、何でも反対しているように見えるのでしょう。
しかし仮に何でも反対したとしても、自民・公明両党は圧倒的な多数をもっているのだから、正しいと思うことなら実行をすればよい。最終的に多数決で物事を決めるのは、民主主義の根本原則だからです。
私自身は、多数決で物事を決めること自体を、問題だと言うつもりはありません。ただ、多数決に至るまでに、キチンと議論をするべきではないか、ということです。現職の衆議院議員だった時に、数多くの議員立法を国会に提出しましたが、審議もされないで廃案になってしまったものが殆どです。賛成多数で審議しないことを自民・公明両党が決めるからですが、せめて審議ぐらいしてくれても良いじゃないかと、ずっと感じていました。「野党は何でも反対」などとつまらないレッテル張りをする前に、せめて審議くらいして議論を尽くすべきではないか。法案の中身は別にして、最終的には自民・公明の思い通りになることにまで、異論を唱えるつもりはないのですから。
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