国会では社会保険庁改革関連法案の採決が延期されたようです。
農水相の自殺などもあり、世論の反発を極度に恐れてのことのようですが、ならば法案自体を改めるべきです。そもそも支払者不明の年金保険料納付記録について、「こういう不祥事を起こさないためにも、改革が必要だ」と与党幹部は開き直っていますが、そもそも年金保険料納付記録問題自体、民主党が追求したことによって世間の明るみに出たわけで、追求されなければ、黙りを決め込むつもりだったわけです。
そもそも社会保険庁改革は2回め。民間人を長官に起用しましたが、まさに看板の架け替えで中身は何も変わっていません。なぜ5000万件もの年金保険料納付記録が支払者不明になってしまったのか、その原因究明を行うべきですし、被害者救済をこそ最優先するべきなのに、相も変わらず組織いじりを優先させるやり方には、憤りすらおぼえます。
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