新日鉄が中国で行っている合弁生産を拡大することで合意したとのこと。
わが国の製鉄技術は世界一。日本の自動車メーカーの中国での自動車増産に対応しての今回の決定だと思います。問題は製鉄技術の流出です。
製鉄に限った話ではありませんが、新興国への安易な技術流出は、結果としてわが国にとってマイナスになる場合が多い。注意をしなければならない課題です。
比較優位の技術流出に歯止めをかけると同時に、日本の技術をデファクトスタンダード(世界標準)にする必要があります。現在、デファクトはアメリカが圧倒的に強く、相手のルールでの競争を強いられているわけですが、是非とも日本が世界標準を握る分野をつくるべきです。
日本にとっては死活問題。戦略的な技術移転が求められます。
まったくおっしゃるとおりだと思います。
日本が今まで、「何で食ってきたのか」。
そのことを為政者が正確に把握し、批判を恐れずリーダーシップを取らないと、日本が食い物にされまっせ!
投稿情報: 和歌山の鉄屋 | 2007年4 月17日 (火曜日) 12:34