「希望」がもてる世の中づくりのために必要なこと。特に政策面から最大の配慮をするべきは、「雇用」の問題です。
「働く」ということは、日々の生活の糧を得るためだけではありません。「働く」ことを通して、人は社会と関るのです。「失業」とは、収入の道を絶たれるだけではなく、社会との関係、その人の「プライド」を引き裂き、人格をも否定することにつながります。
「産む機械」発言が物議をかもしているけれども、人を人とも思わず、単に効率だけを求めて、リストラ・合理化を進めることが果たして経済政策なのかといえば、私はそうではないと思う。もちろん高すぎる給料は是正されなければならないでしょうが、人を切ることが「構造改革」ではないはずです。
だれもが自分の能力をしっかり発揮できる職につける社会こそが、経済政策の究極の目的です。
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