政党も政治家も、良い政治をするためにある。特に政党は手段であって、目的は良い政治を実現すること。だから政策の中身が一番の問題であり、政党の命は政策である、そう考えてまいりました。
さてその上で最近感じることですが、政策の中身もさることながら、その実行の主体である政党への信頼性が重要なのではないか、そう強く思うようになったのです。
民主党につきまとう「バラバラ」批判ですが、では与党自民党がバラバラでないかと言えば、やはりバラバラ。自民党と公明党も同じかと言えばそうではありません。つまり与党も野党もお互いバラバラで、与党には政権・権力という求心力が働くからこそモメても最後はまとまるし、いったん袂を分かっても、また元の鞘に戻る(郵政造反組のように)わけですが、野党にはそうした接着剤が無い。そこでいかに野党が永続的な活動主体としての信頼性をうるかということが、大きな問題になると思うのです。
小沢一郎氏が代表となって、追撃態勢は整ったものの、民主党が今よりも信頼を得るために何が必要か。私は民主党の次世代のリーダーの顔が見えることだろうと思います。後継者というわけではありませんが、次世代にも人材が豊富であるということをしっかりと印象づけること。それによって党への信頼を確立することができるのではないか、そう思うのです。
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