政府・与党による予算編成もおおづめ。事務折衝から局長、次官と順番を踏んで、最後は大臣折衝となります。
テレビなどでは、財務大臣と各省大臣が来年の予算額で議論をしているように、はなばなしい成果を上げているように報道しているけれども、復活折衝の調整予算総額は500億円でしかありません。
予算全体の規模が約80兆円。大臣折衝つまり政治が動かせる予算というのは、0.1パーセントも無いということ。政治主導と言っても、たかがしれているのです。予算編成自体が官僚任せであるということと、経常経費がどんどん膨れてしまっていて、予算編成の自由度が失われてしまっているということ、そういう問題があります。
各省の予算を2割ぐらいカットした上で、政治家が割り振る財源に改める。そうでもしない限り、予算の硬直化はますます進んでゆくに違いありません。
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