自民党内での総裁交代という、疑似政権交代によって、なんとなく新しいことが始まるような気がしますが、結局は今までと同じ政党なのですから、官僚機構が自民党に対するスタンスというのは基本的に変わりようがありません。
社会保険庁改革として、長官に民間人が起用されましたが、不祥事は無くならない。今度は職員の身分の非公務員化の話が出ているようですが、そういったことでは制度仕組みが変わるような改革にはなり得ません。
不祥事・ムダ遣いの根底には長期政権による政治と行政、政治家と官僚の馴れ合い・もたれあいの関係があるからで、これこそが政官業の癒着の構図であり、改革のポイントです。
もちろん官僚には官僚の役割があり、政治には政治の役割があります。各々の役割分担をきっちりとこなすように、交通整理をすること。それが政権交代の第一の意義です。
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