「構造改革」の名の下、賃金が引き下げられ、「構造改革」の名の下、人員が削減されてきました。「構造改革」の名の下、予算が削減され、「構造改革」の名の下、負担増が行われてきました。
「お上」意識が強い国とは言え、「構造改革」と言われれば反論もすることなく唯々諾々と受け入れる様は、異常です。従順で我慢強い国民性とは言え、明らかに生じてしまっている格差とそれによる社会の不安定を、肯定するかのような風潮には首を傾げざるを得ません。まるで「お国のため」と言われれば、何も反論できなかった頃のようです。
競争が好きで、もっと評価を得たい人には、それにふさわしいシステムが必要ですが、そうではない人に対して、どのような仕組みを用意できるのか。個人個人の持っている能力、それが最大限に発揮できる社会をつくること。人を活かす社会をつくること。これを理念にしてゆきたいと思います。
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