安倍晋三氏が自民党の総裁に選ばれました。下馬評ほどは獲得票が少なかったという印象ですが、いろいろな事情があるのでしょう。
かって今太閤ともてはやされた田中角栄氏も、自民党総裁選挙に臨んだ際、予想よりも票を減らし、側近が短命政権を予想したとのことですから、ひょっとすると波乱含みの党内運営になるのかもしれません。
さて「美しい国」は安倍氏のスローガンですが、あまりにも抽象的すぎてよく分かりません。「美しい会社」となると掃除が行き届いている会社のことかな、と感じますが、抽象的な「美しさ」となると、政治家が言うべきことではないのではないか、そう思います。
美しさの基準は、育った環境によっても大きく違います。人類普遍的な価値としても統一された美しさというのはないはずです。そして抽象的な「美しさ」が個人の価値観による「美しさ」となり、他人に押し付けられる時を私は懸念します。いずれにせよ具体的な言葉を持たない次期総理。注意深く見てゆかねばなりません。
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