まもなくG8サミットが始まります。ロシアが初めて議長国を務めるわけですが、同時進行で国連の安全保障理事会においては、対北朝鮮決議案の審議が大詰めを迎えます。
対北朝鮮決議案においては、日本は当初から強硬姿勢をとり続けてきましたが、最初は同調していたアメリカも、ここにきてトーンダウン。また英仏、中ロは独自の動きを見せだしています。
ひところ国連無用論がいわれた我が国ですが、やはりこういった事態となると、国際社会における我が国のプレゼンスの低さを痛感します。昨年、安保理常任理事国入りで日本国内は大騒ぎでしたが、「同盟国」であるはずのアメリカさえ支持をしないと言う体たらく。専守防衛の我が国において、日米関係と国連中心の集団安全保障体制はクルマの両輪のはずですが、両輪ともガタが来ているようです。
レバノン攻撃中のイスラエルをはじめとする中東各国へ行って、「平和の回廊」構想なるものを持ちかけていましたが、おそらくこれも相手にされなかったのではないか。恥ずかしい限りです。
画期的にダメな日本外交。暗澹たる想いがします。
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