ガス湯沸かし器の安全装置を改造することで、一酸化炭素中毒となり亡くなった方が20年間に15名もいらっしゃるとのこと。まことに残念です。
安全意識に決定的に欠けているわけですが、過去にも同様の事件がありました。例えばトラックの過積載ですが、これくらいなら大丈夫だろうということで事故の原因となってしまうとか、東海村のJCOにおける臨界事故も、マニュアルなどはあって無きがごとくで、大惨事にいたりました。
加えて、湯沸かし器問題は、経済産業省がガス事業法にもとづく規制の対象であったにもかかわらず、何度もおこっている中毒死に対して全くの無策であったということです。
日本の国は、お上の規制でがんじがらめ。ガス湯沸かし器まで法律で規制の対象になっているわけですが、結果としてその役割を果たしていなかったことになります。
業界を通じて消費者を保護するという、今の行政の典型的な失敗例です。一刻も早く消費者本位の制度に変える必要があります。
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