市場原理はある意味たいへんに分かりやすく、そこに情緒的な問題が入り込む余地は殆どありませんが、儲けないことは悪である、とはいうもののその儲け方に問題があったわけで、不正に株を買い占めているようでは、総会屋まがいだと言われても仕方がありません。
逮捕前、村上氏は「検事調書にサインをした」と述べていましたが、調書にサインをしたなら逮捕されないのでは、と感じました。しかし結局逮捕されてしまったのは、余罪がまだあるか会見で述べたことが事実と反しているからでしょう。
「出る杭は打たれる」ということわざがありますが、堀江被告にしても村上容疑者にしても、「出過ぎたから打たれた」のではありません。マスコミ報道などの中には、「見せしめ」的な報道がありますが、決してそうではないしそうであってはなりません。
逮捕され裁きを受けるのは、法律を破ったから。閉塞感を打ち破ってくれるのではという期待が両氏にあったことは事実ですが、日本は法治国家。ルールを守ることは何よりも必要であって、そのことを今一度皆が認識をする必要があります。
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