子供が犠牲者となる悲惨な事件が相次ぎ、特に親による子殺しといった一昔前では考えられなかったような事件が相次いでいます。
格差社会が言われていますが、経済的な不安定が社会的な不安定を招いてしまっていることはほぼ間違いが無いように感じます。経済的基盤が整っていない人が、子供つくってしまうことから起こる悲劇。「子育てと仕事の両立」などというのは、少し目線が高すぎるのではないか、そう思うのです。「できちゃった婚」が増加している事実と児童虐待が増加している事実には相関関係があるはずです。
少子化対策として、出産費用の無料化などが提案されています。そのこと自体は否定しませんが、生まれるときはタダだけれども、育てることについてのアシストをしないようでは、かわいそうな子供が増えるだけ。政府や公的セクターができることには限界があるのは事実ですが、社会全体の問題としてとらえてゆかねばなりません。雇用の問題はとりわけ重要。自分の人生の見通しがキチンときく社会へと改めてゆかねばなりません。
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