後半国会の大きなテーマに、教育基本法の改正が浮上してまいりました。いずれの政策課題についても、不断の見直しが必要なことは言うまでもありませんが、いかにも唐突な気がします。
ライブドア事件の背景、今日の日本の拝金主義的な風潮の背景に、教育の問題があるというのが、自民党内での教育基本法改正が持ち上がった経緯であったと思いますが、いかにも短絡的です。昨年の衆議院選挙で大勝したことを受けての与党の悪のりではないか、そういう気がします。
特に愛国心について、もちろん私も愛国心についてその必要性は否定しませんが、法案に盛り込んだからといって、愛国心が芽生えるものではないでしょうし、愛国心自体、人それぞれ、多様な考え方があっても良いのではないか、そう思います。
政治の役割とは、法案に愛国心を盛り込んで、国民に強制することではなく、愛さずにはいられない素晴らしい国に、この日本をしてゆくことに尽きる。そう思います。
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