最近、値上げのニュースをよく聞きます。タバコ、ファストフード、ガソリン等々。食品や生活必需品の値上げが目白押しで、その原因は多くは原油の高騰のようです。アメリカではインフレ懸念からニューヨーク株式市場のダウが下がっていますが、デフレが嘘のように値上げニュースのオンパレードです。
景気が回復して経済成長がプラスに転じれば、物価が上がるのはある意味当然なのですが、私が心配するのは、物価と賃金の関係です。
戦後の高度成長期は、年功序列型の賃金体系があり、しかも物価上昇分を給与に載せてベースアップを行ってきましたが、最近では能力給・職能給という形式で、物価上昇分が賃金に反映され難くなっています。
物価は上がるが、賃金は上がらない。生活がますます苦しくなるのではないか、そんな感じがします。
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