(前回の続き)
景気とはある意味、目先のことなので、なりふりかまっていられないのは事実だし、黒いネコでも白いネコでも、ネズミを獲るネコはいいネコだと言います。私もその意味で異論はありません。
ただ一方で、景気には循環要因と構造要因があり、日本独自の構造変化要因もあれば、日本を取り巻く国際環境の構造変化要因もある。それらの変化に対応することこそ、将来の日本経済を逞しくすることに必要です。
目先のことは大切だけれど、目先のことだけでは将来が良くなるとは思えない。ここに政策の対立軸・ポイントがあると思います。
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