大臣就任の知らせを受けたとき、花押(かおう)をつくらねば、と思いました。閣議の署名は毛筆、花押が必要です。
私の名前は、京都のとある神社にお願いしてつけていただいています。亡き父が幸運に恵まれるようにと、お願いしてくれたのです。花押もその神社にお願いしたいな、と即座に思いました。
比叡山延暦寺の叡南俊照大阿闍梨に相談。「花押をお願いしたいのですが、どこにお願いすればよろしいでしょうか」。阿闍梨様が教えて下さったのは、まさに私がお願いしたいと思っていた神社でした。母を通じて、その神社の宮司さんにお願い申し上げた所、快くお引き受けいただきました。
実は、その神社のご祭神と、私が学生時代に居候していた赤山禅院のご祭神にはただならぬ縁起があります。偶然かも知れませんが、不思議なご縁。感謝。
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