中塚一宏の「いっこうで行こう！」

行政事業レビュー 公開プロセス

政局も慌ただしい中ではありますが、日常業務もしっかりこなさないと。今日は某省の行政事業レビュー公開プロセスを傍聴に行って参りました。

行政事業レビュー公開プロセスは「各省版事業仕分け」。昨年は震災の影響があったので今年から本格実施、キャッチフレーズは「霞ヶ関を丸はだか！」です。

各省の講堂などで、おなじみの事業仕分けが繰り広げられています。外部有識者も交え、インターネット中継も。廃止・縮減された事業も多数にのぼります。

明日で全日程を終えます。政局報道ばかりの新聞テレビも、ぜひこうした取り組みを報じてほしい。

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ＡＩＪ問題、集中審議

参議院財政金融委員会。午前中は新大臣の所信に対する質疑。午後からはＡＩＪ問題に関する集中審議。合計５時間２０分コース。

折しも、ＡＩＪ浅川社長ら４人が逮捕され、当然質疑の中でも取り上げられました。そして検査体制や再発防止策、また厚生年金基金のあり方などについても。まだ調査中の案件のため、答えられないことも多いのが残念。

折しもと言えば、昨晩くらいから吐き気と胃痛が止まらずまいりました。ウイルス性の胃腸炎らしい。委員会審議に「病欠」などありえないので、体調管理にも万全を期さないと。ちょっと熱っぽいので今日はそろそろ休むとしよう。

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マーケットへのメッセージ

ギリシャ総選挙で旧連立与党系が勝利、財政健全化路線が堅持されそうなことを受けて、東証の株価も上昇、ユーロも円に対して上昇。

他国の選挙結果をここまで真剣に心配したことは今まで無かったと思うほど、関心を持っていましたが、正直言ってホット一息。

それにしても、マーケットは敏感です。「ヘッドライン相場」はほんのちょっとの材料で乱高下します。マーケットに対して誤ったメッセージを送らないようにすることが、何よりも重要と改めて思う。

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生々流転

今日の地元日程は海あり山あり。早朝片瀬東浜でアウトリガーカヌーの大会開会式に出席。その後、藤沢北部遠藤地区のあじさい祭りに参加。リフレッシュできました。

その合間を縫って後援会役員さん宅を訪問。政局の見立ては日々変わる。でもそうあって然るべきで、打つべき次の手も日々変わって当たり前。決め打ちすることなどあり得ない。

そして今日は父の日。帰宅後、息子と娘からプレゼントをもらいました。もらったプレゼントはまず仏壇の私の父に。今週も忙しくなりそうな。

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政局談義

月金で公務びっちりなので、土日はできるだけ地元を回る。今日も国政報告会を開催しましたが、ご無沙汰気味の後援会役員さんのところにはほんの少しでも、と顔出し。時節柄、政策から政局まで話題豊富で、あっという間に時間が過ぎます。

もっとも政府にいると、党のことはあまりよく分からないもの。ただしマスコミ報道を真に受けるとその通りにならないことの方が多いので、注意が必要。政治報道というのは「みこみ記事」が多いように思う。つまり記者さん達や編集も「先入観」をもって取材をし紙面をつくっているからで、「先入観」というのは極めて演繹的。政局を読むのは演繹ではなく帰納でなければなりません。

帰納的な推論に一番必要なのは経験。自分が経験できない事柄は歴史から学ぶこと。私の見立てをお話ししましたが、さてどうなることやら。

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ひさびさ衆議院財務金融委員会

衆議院財務金融委員会で大臣所信に対する質疑。松下大臣の初答弁なので、質問は大臣に集中しますが、大臣答弁をサポート。

質疑に立った各委員の関心は、まずはヨーロッパ情勢。今年の３月頃にはギリシャ支援の枠組みが決まり、一息ついたかと思いきや、他の周縁国に飛び火。依然として不安定な状況が続いている。

そしてＡＩＪ問題・増資インサイダー問題。衆参両院の財務金融委員会で証人喚問が行われてから随分委員会が開かれていませんでしたが、その後の状況について。あわせて中小企業に関して金融の円滑化など。いずれも重要課題。

一般質疑で法案審査ではありませんが、たいへんだけれども審議してこそ国会。やりがいもある。

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衆参の委員会

同僚副大臣が以前、「国会は交通渋滞と同じで動かないときは一ミリも動かないけれど、動き出したらすいすい動くよ」と言ってましたが、まさにそのようになりました。今日は参議院財政金融委員会と総務委員会。明日は衆議院財務金融委員会。政府入りする前は、衆議院を法案が可決すればそれでよかったのですが、政府の人間となると、衆議院と同じように参議院でも答弁のため出席しなければなりません。

金融庁は大臣の交代があったので、まずは新任大臣の所信表明から始まり、それに対する質疑が行われます。参議院総務委員会は郵政関連。そして郵政に関連してTPP。テレビでは予算委員会しか放送しませんが、それ以外の委員会はまじめに政策課題を議論している。

週明けは参議院の財政金融委員会。たまりにたまった一般質疑をこなします。それが終わったら、次は法案審議。中長期的に実現すべき政策課題と、現実問題への対応と。

会期残りわずか、一週間ですがとにかく頑張らねば。

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会期末近く

６月は各種団体の定期大会・総会の季節。参議院予算委員会出席の郵政民営化大臣に代わり、日本郵政グループ労働組合の定期大会に出席して祝辞を申し述べました。

そして国会の会期もあと一週間ほど。ここにきて空転していた国会が急に立ち上がり、各種委員会も動き出しました。まずは新任大臣の所信・挨拶を聴取し、それに対する質疑を行います。その後に法案の審議。

私の担当では金融商品取引法の審議がこれから。そして社会保障と税の一体改革関連法案の帰趨ばかりに注目が集まっていますが、本年度の公債発行特例法案（赤字国債を発行するための法案）こそ成立を急がねばなりません。

明日も明後日も連日、委員会開催予定。緊張感をもって臨まないと。

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行政改革・行政刷新と国家戦略

今日正午ころ、第二回目の行政改革懇談会。

前回の会議で、行政改革と国家戦略の関係について定義があり、本日は国家戦略会議から説明を受けさらに議論。これは出席委員の、行政改革すなわち財政再建こそ現下日本の最大の国家戦略ではないかという問題意識に基づくものです。

国家戦略会議では成長戦略を主に扱っており、その説明がありました。民間委員からは、「政調戦略といってもそれは限られた財政の中での話であって、そのことを明確にするべき」「企業では、まず財政健全化を最優先とし、その上で限られた予算で設備投資をする。一つのことを実行するために十を止める」といったご意見が出ました。

政治・行政では、財政再建と成長戦略はパラレル、同時並行に実施するべしと考えますが、民間の経営者の皆さんの意見はもっと厳しい。でもたいへんに刺激を受けました。第３回も楽しみです。

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負の連鎖

欧州各国がスペインの銀行支援へ。その額約１０兆円。

今年の１月、スペインを訪問しましたが、スペインはギリシャとは違って財政は比較的健全。しかしながら不動産バブル崩壊によって金融機関のバランスシートが傷んでいるということでした。今回、自国の財政資金を直接使わず資本増強ができるわけで、その意味では良かったと思う。

というわけで今日は株式市場は上昇。円も若干円安にふれましたが、日本時間の夜になってまたもや円高に。問題の根は深い。夜、某民放のニュース番組で、日本とギリシャとスペインについて、あまりにもトンチンカンな報道をしていましたが、これが世間一般の理解か。

ユーロ問題の根の深さは、財政・金融システム・実体経済と相互に連関しているので、どこの部分から綻びが出ても相互に悪影響を及ぼしてしまう。これが難しいところ。