各省との折衝は、「抵抗勢力」とまでは言いませんが、今までとは違うことをやることについて、すんなりと納得していただけないのも事実。行政というのは法律によって決まったことが行われており、しかもその事業には、良いか悪いかは別にして、存在する理由がある。
つまり「ムダ」と言っても、その事業にかかわっている人たちは「ムダ」だと思っているわけではないわけで、「ムダだからその事業はやめて下さい」と言っても、その通りになることは殆どない。
そこを粘り強く議論したり、説得したり、場合によっては取り引き、駆け引きをしたり。もちろん交渉の当事者は、その政策への深い理解が必要なのは言うまでもありませんが、最後は政治のリーダーシップ。
副大臣は主としてネゴシエーターですが、「総理の意向」は錦の御旗。もちろん最初から錦の御旗ではまとまりません。積み上げ積み上げ、最後はやはり政治主導。
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