中塚一宏の「いっこうで行こう！」

「水」以外の可能性

とにかく冷やさなければならない福島第一原発。この一ヶ月間、淡水、海水をかけ続けてきたわけですが、汚染水の漏水、処理の問題もあり、そろそろ限界になりつつある。

鳩山前総理が菅総理の所へ水以外での冷却について提言。是非政府においても真摯に受け止めて検討していただきたいと思います。

「中央と地方」からの脱却

マーケット関係者から情報収集。株価も為替も原発で動く。その他にも大きな要因があって、早急に解決策を提示しないと。どうも報道ばかりが先行しているけれど、政府部内で検討をしている気配もない事柄がある。ひじょうにマズい。明日、早速働きかけることにする。

いろいろなシンクタンクから復興について提言をいただく。今回の震災と過去の関東大震災で決定的に違うのは、少子高齢化とグローバル化。新しい街づくりには、これらの条件を勘案せねばなりません。

今までは東京へ移動しやすさが便利さの基準。「中央と地方」ではなく、数々の地域が存在するという、分散型コミュニティづくりを復興の方針とするべき。達増知事とも話してみよう。

レベル７

東京電力が「福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋」を発表。

未曾有の原子炉事故だから、打てる手はどんな手でも打つべきなのは前から言っているとおり。そして過剰なくらいの対策を打つべきでもある。さらにそれをもっと早く。

今回の福島原子力発電所事故はレベル７。これほどまでの原子力災害の収拾を、東電主体で本当に良いのか、はなはだ疑問です。

技術面、資金面、人材面・・・・。政府が対策に責任を持つためにも、政府直轄で対処するべきです。

市議会議員選挙告示

統一地方選挙後半戦告示。前半戦と異なり、多くの候補者が入り乱れる。候補者の中には、選挙公営を返上、街宣車をつくらずに自転車で行動。その分の税金をぜひ被災地のために使ってほしいと主張する人も。

他方、東京電力から発表される数々の原発対応策。中には私が提唱してきたものも含まれている。別に誰が言い出したことでも構わないけれど、もっと早く実行に移さないと、不安を払拭することになりません。この上は一刻も早く着手していただきたいものです。

明日から統一地方選挙後半戦

統一地方選挙後半戦を明日に控えて、挨拶回り。私の選挙区にも被災地出身の方が多数いらっしゃいます。

岩手県大船渡市にご親戚のある方の会社をお訪ねしたら、ちょうどそこに取引先の方がいらっしゃって、その方はいわき市の方。生の声を聞くことが出来ました。

外資系金融機関勤務が長かった方からは、復興策の資金調達プランについてもお知恵を頂くことが出来ました。岩手県知事とも検討をしたいと思います。

数々のご提言に感謝

福島第一原発で、放射性物質除去の為にゼオライト投入。４月１日にわざわざ山形からお訪ねいただいた方からのご提言にあったのがこのゼオライト。二週間経ちましたが実現しました。効果を期待したい。少しでも効果があると期待出来るなら、どんどん実施するべきです。

私が理事を務める衆議院決算行政監視委員会でも、原子力発電所問題について質疑を行うことが決まりました。政府側ももちろんですが、解決策を持った有識者からの意見を募りたいと思います。

復興は地方自主性尊重を

復興構想会議が始動。先週末から岩手県の達増知事と連絡。

そもそも被災地の知事を東京に呼びつけること自体いかがなことかと思う。被災地の要望を聞くことは大切だけれど、被災地が思い通りの復興計画を遂げられるよう、バックアップ・枠組みをつくるのが国の役割ではないか。

例えば、国が被害を査定して補助するようなやり方では時間がかかる。一括交付金で措置するべきです。

また産業の空洞化を防ぐために、復興特区として、税や保険料の免除、規制の適用除外を考慮する必要がある。

震災を期に陳情政治から脱却するべきです。

なし崩し

震災対応ということで次々に変更されてゆく党の基本政策。もちろん震災対応最優先は当然のことながら、なし崩しはよくないと思う。

私自身、メディアや新聞情報で知ることの方が多い昨今、ガソリン税にせよこども手当にせよ、党の責任ある立場の人が、はっきりと方向性を示してみんなで議論をするべきです。

衆知を集めることが必要、党内の衆知を集めず、他党に協力を求めても上手くいきはしません。

 

 

同時並行で対策を

昨日自分が何をしていたのかとっさに思い出せないほどいそがしい。

財務金融委員会が開会。全国銀行協会を始め、業界団体の皆さんにおこしいただいて、質疑の中心はやはり震災対応のこと。

夕刻から小沢一郎邸で懇談。おりしも「国際原子力事象評価尺度（ＩＮＥＳ）」がレベル７に引き上げられた直後。原発にたいする厳しい認識で一致。対策案についても意見交換。小沢氏にレポートを手渡す。

なにぶん、未曾有の原子力災害なので、コレをやれば解決という策が確証をもってあるわけではない。しかし、だからこそできること、良いと思われることは、全て同時並行で手を打つ必要がある。

今はシリーズ（連続）で対策を打っているけれど、こういうときはパラレル（並行）で対策を。ムダになったら「良かった」と言えるのだから。

後半戦に向けて

県議選から一夜明け、お礼の挨拶回り。同時に後半日程に備えて事務所スタッフとミーティング。

どんなに素晴らしい政策も、伝わらなければ何の意味もありません。伝える努力を強化しないと。

街頭演説も結構だと思うけれど、やはり個々面接にはかないません。

候補者には、手持ちの名簿の再点検を指示。ひたすら歩いて自らの政策をうったえること。市議会議員選挙投票日まで約２週間。頑張らないと。