中塚一宏の「いっこうで行こう！」

「なにやってんだ」

一言で言えば、民主党に対するご批判はこれに尽きると思う。

鳩山政権時は、政策決定を政府に一元化していたものの、０９マニフェストを実行するという方向性があった。もちろんその通りできていないものもあります。しかしその方向で党全体が動いていた。

今の菅政権は、党に政策調査会を復活したにもかかわらず、議論が生煮え。政策決定の政府一元化は変っていないので、どうにもなし崩しに物事が決まっているように思える。

今必要なのは党内においても対野党に対しても政策論議。もちろん党内でしっかり議論を行った上で野党と議論しなければならないのは言うまでもありません。

三連休

三連休終わり。この三日間で多くの新年会をまわり、数えきれないくらい名刺を配りました。

そして民主党への激しい逆風も体感しました。党幹部の皆さんは年末年始でも選挙区には戻らない人が多いから分からないだろうけど、党所属議員の殆どが、この雰囲気を体感しているに違いない。

その議員達が上京して、明後日には両院議員総会、明々後日には党大会が行われる。民主党が挙党体制を構築するステップにしなければならない二日間です。

「熟議」

「ポッと出してパッと引っ込めるな」―とある賀詞交換会で頂いた意見。

たとえば消費税。私も消費税は重要だと思うし、社会保障制度や財政と関連して議論しなければならないと思います。

昨年の参議院選挙の直前、総理の消費税発言はいかにも唐突だった。そして参議院選挙惨敗の後は、消費税を封印。年が明るとまた消費税に言及。

やはりまずは党内で議論する必要があるのではないか。「熟議」は国会だけに限りません。党内における「熟議」を先行させる必要がある。

景気・経済の課題

「今年の景気はどうなりますかね？」新年会でよく聞かれること。

神ならぬ身の知る由もありませんが、今の日本経済の現状を考えると、二つの要因があると思う。

一つは循環要因。経済は循環する。その循環に大きな影響を与えたのが、リーマンショック。これについては、その影響がだんだん薄れていくように思います。

一方、構造要因としては、少子高齢化・人口減少という問題がある。潜在成長力を低下させることになるし、マーケットとしても縮小することとなる。

構造要因に対応するのが、現下最大の課題。生産性を高めることと、アジア市場を内需に取り込むことが課題です。

腰を据えて政治を

今日は朝から東京、次期通常国会で提出する予定の法案について打ち合わせ。その後仲間と情報交換。そして新年会・賀詞交換会のハシゴ。

野党時代からの支援団体である連合の産別・単組の新年会に加えて、経営側・業界団体の新年会も呼んでいただけるところが増えました。かつては考えられないこと。その意味において、支持団体には厚みが増している。

０９年衆議院選挙のマニフェスト、行程表通りに進まなくても、次の衆議院選挙までに実行することを目指して努力をし、次の衆議院選挙で評価をもらうべき。浮き足立つことなく、腰を据えて政治をやるべきです。その気になれば挙党態勢を構築して実行できるはずなのですが。

消費税

新年会・賀詞交換会の掛け持ちで藤沢、横浜、東京を行ったり来たり。こんな日が１月一杯は続きます。

さて総理が消費税に言及。でもまずは党内議論から始めないと。消費税を含む税制改革の必要性については言うに及ばずですが、昨年末の税制改正議論でもメインテーマとはなっていなかった。税制改正ＰＴでは消費税の論議は行わなかったし、税と社会保障の抜本改革調査会でも、突っ込んだ議論が行われたわけではない。そして０９総選挙の公約との関連もある。

問題意識としては理解できるものの、あまりにも唐突すぎる。参議院選挙直前もそうでした。

「政局よりも政策」ならば

今行うことは、野党と話合うこと。通常国会を円滑に始めるためにも欠かせません。

また予算案や関連法案にしても、ねじれ国会なのだから野党の協力がなければ成立しない。のめる修正ならばのまなければなりません。

いずれにせよ話合う必要がある。党内で揉めている場合ではありません。

参議院選挙の総括を今一度

新年会・賀詞交換会ラッシュ始まる。私の選挙区は東京に近いので、地元のみならず中央団体の賀詞交換会にも顔出し。４日スタートは役所と金融機関が主です。

「昨年末の税制改正ではお世話になりました」と声を掛け合うも、どこへ行っても話題の中心は政局。法人税の引き下げも、中小企業経営者の反応は今ひとつ。やはり参議院選挙敗北の総括がしっかりできていなかったことが、現在の状況につながっていると思う。

昨年の参議院選挙敗北の原因は、一昨年の衆議院選挙の際の約束を守らないと思われたのがその原因だとの思いは変わりません。その総括をしっかりしないで、なし崩しの政策変更になってしまっているからこそ、今、どんな政策も評価されないのではないか。やはり衆議院選挙の原点に立ち返る必要がある。そんな気がしてなりません。

今年は統一地方選挙

今日は箱根駅伝の復路を地元ＪＣ（青年会議所）のＯＢ会で応援。駅伝ランナーは早い。ほとんど私の全力疾走とおなじくらい。

その合間にも政治談義。「正月早々たいへんだね」と言われるけれど、でもどんな仕事でもたいへんなことは一緒。政治だけが特別にたいへんということはありません。

ＯＢ会メンバーの中には、この４月の統一地方選挙に立候補する人も。選挙という意味においては、結果は選挙の時にしか出ない。普段、日々数字で成果が出るわけではない。ということで何でもできることはやろうということになる。

このままの政治状況では、民主党の仲間には厳しい闘いとなるに違いない。私自身自分の選挙のつもりで応援して参ります。

あれから７年

今日は５時起きして寒川神社に初詣。ダイエットして痩せたせいか（ー１５キロ）寒さがこたえる。でも富士山はとてもきれいでした。

その後挨拶回り。民主党のおかれている厳しい状況が肌身にしみて分かる。こういう時こそ内を固めないと。

自由党を解党して民主党に合流して丸７年。政権交代という大義のためでした。道元禅師の言葉に「放てば手に満てり」というのがある。今握っているものを放せば、何でも手にすることができる。民由合併話が進んでいた頃、自由党内には民主党と合併することに異議を唱える人も何名かいた。私はその議員さん達を役員会の席上「放てば手に満てり」と泣きながら説得したものでした。当時の自由党代表の小沢一郎氏が、政権交代の大義のために身を捨てる覚悟をしたのを知っていたからです。

さてその政権交代の現状は・・・。何のために政権交代したのか、よくよく考え直さねばなりません。