税制改正大綱決定まで後わずか。ところが決定間際になって、次々と各省から新しい要求が。獲れると思ったら一気呵成にくるものだな、と改めて思いました。しかし税は理屈が必要。受益と負担の関係、税収の使途など勘案してつくっていくのだから、役所間の横取りのようなことはいけません。
政策の仕事をしていて常に思うのは、政策目的。ややもするとテクニカルなことばかりが先行し、議論も修文等に熱中することになるのですが、大切なことは、その政策の目的。ビジョンと言ってもいいかも知れません。
どうもその政策目的が曖昧。そして伝わっていない。こども手当にしても、少子化対策なのか、子育て支援なのか、基本的な理念や目的を明確にしないで、額ばかりにこだわるから良くない。ちょっと立ち止まって何のためにやっているのか、考えねばなりません。
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