税制改正も大詰め。私が委員長をつとめる地球温暖化対策税検討小委員会も提言を出し終わりました。その中で、旧暫定税率、今年度は「当分の間」税率としたものについてもふれました。
民主党の主張は、ガソリン税その他の暫定税率は廃止するというもの。残念ながら昨年末の税制改正においては、景気悪化に伴い急激に税収が落ち込んだことから、暫定税率を廃止してガソリンや軽油等の価格を引き下げることができませんでした。そのかわりに措置したのが「当分の間」税率です。
政府部内には、この「当分の間」税率も温暖化対策税として衣替えするという提案もあったのですが、小委員会としては認めませんでした。財政事情の厳しさは変わりませんが、ガソリン等の旧暫定税率すなわち「当分の間」税率を温暖化対策税にしてしまうと、もはや廃止・引き下げができなくなる。
今はムリでも、将来財政事情が回復したら、公約通りに旧暫定税率は廃止するべきだ、私はそう思っています。燃料にかかわる温暖化対策税は、いったんガソリン等を引き下げてから検討するべきです。
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