地方自治体議員フォーラム二日目は分科会。昨年末から始まった分権型陳情改革に関する会議と、今ひとつは、私が担当するローカルマニフェストと議会制度改革の分科会。
ローカルマニフェストの先進事例として、京都府議会と岩手県議会に報告をいただいた後、早稲田大学マニフェスト研究会の中村健さんと、名古屋大学の後房雄教授に問題提起をいただきました。
とても刺激的な問題提起で、現在の地方政治の二元代表制(首長と議会が各々直接選挙で選ばれる)で良いのか、というもの。日本の地方自治は、一見するとアメリカの大統領制度のようになっていますが、決定的に違うのは、議会には予算提案権もなければ、人事権もないし、執行権もないということ。これでは、真面目にやればやるだけ空しくなるのでは、というのが問題提起。そこで地方自治にも議院内閣制のようなものを構築しては、という考え方や、首長に議案提出権を認めない、という考え方で地方政治を活性化してはどうかという提言。
地方自治法の改正が必要なので、国会の立場で意見を求められた私は、「議員さんの立場からすれば、政治のやりがいということに直結するし、市民の立場からすれば、分かりやすさということがポイントではないか。」とコメント。少なくとも「地方議会や地方議員なんかいらない」という意見にしっかりと応えられないといけません。
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