中塚一宏の「いっこうで行こう！」

デジャビュ

与党が迷走しているのに野党の支持率が上がらないー。かってよく経験しました。

政権交代への機運が高まって来たのは、この１、２年のことで、それまではまったく政権交代といっても、リアリティ・現実味など感じてもらえませんでした。そして絶望的に実現のメドが立たない政権交代にしびれを切らして、執行部を批判したり、野党を離党し与党入りした議員がなんと多かったことか。新生、新進、自由そして民主。離合集散を繰り返さねばならなかったのは、まさにこれらの事情によります。

というわけで、自民党の中から執行部批判が出ても驚くにはあたらない。新党を声高に叫ぶ人がいるのも新進党や民主党が通って来た道とまったく同じです。

自民党がかつての新進党のようになるのかどうかは、皆目分かりませんが、この２、３日の報道を見聞きしてふとそんな感慨がよぎりました。

GREE始めました

今日は選挙区で挨拶回り、夜は寒川町でミニ集会。こども手当とそれにともなう財源、税制改正について、まだまだ知られていないことが多いと痛感。これについては改めて書きます。

さて見出しの通り、ＳＮＳのＧＲＥＥ始めました。ＧＲＥＥ内のブログでは、毎日更新ブログとは違った内容も書き込みます。アカウントをお持ちの方、http://gree.jpからのぞいてみて下さい。

マスコミの皆さんの関心事

今日は立て続けに記者さんが来訪。関心はやはり参議院選挙。公認候補者が発表されたとあって、その背景や支援団体の詳細を尋ねられる。

もう一つは、いま民主党内の政調復活の動きについて。野党時代には党内に設置されていた政策調査会をなくして、政府の政策会議に一元化。野党時代を知る人には、政策を議論する場所がない、と感じるようですが、前回の正副幹事長・党務委員長代理会議では、「野党時代は次の内閣で政策を議論していた。今は政権与党になって『次の』がとれた。次の内閣では政調会長が官房長官だったのだから、今も同じ。官房長官が政策の総合調整を行い、政策会議には大臣も積極的に出席して、活発な議論をしてほしい」と、筆頭副幹事長より話があったばかりです。

ことさら政局に結びつける報道もどうかと思いますが、党の機構にかかわることなので、キチンと議論する必要があるとは感じます。

「政治主導」の反対は「官尊民卑」

内閣が党をつくっているのではなく、党が内閣をつくる。これが議院内閣制です。

ところが日本では「官尊民卑」という言葉がある通り、官つまり内閣が偉くて民つまり政党を下と見下す風潮がどうしてもある。最近言われなくなった「政権担当能力」という言葉にしても、官僚の言うことに理解を示すことが、政権担当能力だと勘違いしている議員も多くいました。

一番大切なことは、国会議員は国民から直接選ばれた、国民の代表であるということ。役人の代弁者ではありません。「政治主導」の意味をもう一度確認したいものです。

参議院選挙第一次公認発表

本日夕方、来る参議院選挙の第一次公認が発表されました。ひじょうにアグレッシブな陣容と思います。

定数２の地方選挙区で公認候補を２名擁立するのは、かねてよりの課題でした。二大政党下では、定数２の選挙区は、民主党と自民党が分け合って、指定席化してしまうからですが、これで闘う体制になりました。

組織委員会の私の仕事も忙しくなります。

一山越えて

今日は朝から慌ただしい一日。

朝の政策会議から始まって、郵政関連の来客。党本部組織委員会から財務金融委員会理事会。そして委員会、本会議。その間に急遽野党から法案への付帯決議の申し入れがあり、案文調整。

国会周辺を走り回っている間に本会議のベルが鳴って、討論採決が始まりました。民主党が初めてつくった予算案。まだ参議院の審議もあります。より議論が深まり、再来年度の予算案編成の参考となるよう、期待したいものです。

「質問取り」

夕方の議員会館。トイレに立つと、某事務所の前に黒山の人だかりが。何じゃ？と思いましたが、「質問取り」でした。

与党になって委員会で質問する機会がすっかり減ってしまって（総選挙来一回だけ）、忘れてました。明日の予算委員会の締め括り総括質疑に立つ自民党の議員に、どういう質問をするのか事前に聞きに行くのが質問取り。若手官僚のお仕事です。

内容を聞き取った後、役所に帰って答弁案を作成。大臣と翌朝打ち合わせ。充実した審議を行うためではありますが、ご苦労様なことです。

政治主導なのですから、本来、大臣側も政治家の見識で答弁できるようにしたいもの。野党と与党の両方を経験してつくづく思いますが、質問する側の見識もとわれていると思います。