中塚一宏の「いっこうで行こう！」

自治体議員政策懇談会世話人さんの素晴らしいご意見

「４７都道府県でローカルマニフェストをつくり、それを連結すれば、ナショナルミニマムが明らかになるのではないか」「地域主権改革で生活がどう変わるかは、国会議員には説明できない。それこそ地方議員の仕事だ」「長崎県知事選挙では、長崎市では勝っていた。負けた地域には生活密着の自治体議員がいない。それこそが今後の課題だ」「ミニ集会やタウンミーティングをやっても手が届かない層がいる。サイレントマジョリティにどのようにアクセスするか？」「そのサイレントマジョリティから候補者を発掘するべきではないか。民主党の裾野を広げることになる」

さすがに第一線で活躍する政治家の皆さんのご意見は重い。勉強になりましたし勇気づけられました。

自治体議員さんからのご意見は、とても「民主党らしい」貴重なものばかりでした。

本日は組織委員会の所管行事、地方自治体議員政策懇談会の世話人会を開催。自治体議員の皆さんにも、政策について意見を述べてもらうことができるように、本年よりスタートしました。２ヶ月に１度を目途に開催しますが、今日はその世話人会。日本各地からお運びいただいた皆さん、本当にご苦労様です。

民主党では参議院選挙のマニフェストづくりが本格化しますが、それにぜひ自治体議員さんの視点でご意見をいただきたいということで、都道府県連を通じて、所属自治体議員にアンケートをとることとしました。初めての試みです。中身は、前回衆議院選挙のマニフェストの評価とブラッシュアップするべき項目について。ゴールデンウィーク過ぎの意見集約を目指します。

そして参議院選挙後は、すぐに統一自治体選挙になる。今年の後半の政策懇談会のテーマは、ローカルマニフェストに決定。そして、年末には国の予算と地方自治について研鑽をすることとなりました。特にローカルマニフェストについてのご意見の中には、私自身、とてもよい刺激になるものがありました。詳細はまたべっと報告します。

すべて自治体議員の皆さんのご発案です。地味かもしれないけれど、とても民主党らしい試みと思います。

二つの重たい会議

今日は民主党組織委員会関係の、地方自治体議員フォーラム世話人会。全国からお集まりいただいた自治体議員の皆さんと今後の運営について相談。たいへん有意義な意見が出ました。

そしてその次は郵政改革政策会議。昨日のサンデープロジェクトを見ている皆さんは、「大丈夫か？」と思ってらっしゃることと思いますが、会議自体は目立った異論は出ませんでした。会議にマメに出席している人は、議論の経緯が分かっているわけだし、取りまとめる側の苦労も分かっている。会議に出ていない人の方が、騒ぎ立てる。

その次は、正副幹事長・党務委員長代理会議。噂の人が発言して場合によっては辞表を叩き付けるという週刊誌報道もありましたが、渦中の人は終始無言。十分な時間があったにもかかわらず、です。

政策にせよ党運営にせよ、自分の思い通りにならないからといって騒ぐのは困り者。もちろん会議では自由に発言するべきですが、会議にこない、会議で発言しないで、外に向かって言いたいことだけ言うのは論評にも値しないと思います。

湘南大橋開通式

今日は湘南のシンボルロード、国道１３４号線の湘南大橋上り線の開通式が行われました。１３４号線は、私の選挙区、藤沢市の海岸沿いから、西湘バイパスまでに至る、絶好のドライブスポット。ところがその１３４号線の、茅ヶ崎市と平塚市の間、相模川にかかる湘南大橋は渋滞の名所でもありました。

その湘南大橋、片側１車線だったところ、本日上り車線に新しく橋が架かり、片側２車線になりました。まもなく新湘南バイパス、西湘バイパス、箱根新道の無料化実験も始まります。その意味でも、４車線になったことは本当に良かった。

とても寒い日になりましが、開通式典でテープカット。先月の海老名インターの開通式に続いて、人生２度目のテープカット。

帰りの車の中で、テレビ朝日のサンデープロジェクトを見ましたが、ちょっと余りにもヒドかった。明日から気合いを入れ直さないといけません。

 

動き出した基地問題

沖縄基地問題が動き出しました。総理は「５月末までに決着」と言っていたわけですが、来年度予算成立後、迅速に動き出したな、という印象です。同時に「日米交渉」と「日日交渉」を同時に進めなければならりません。

普天間問題はあの自民党でさえ１０年経っても解決できなかった課題。郵政にしてもその自民党が分裂したような課題。それを二つ同時にこなさなければならない発足後７ヶ月の政権。

いずれの政策課題も、どれだけ良い解決方法だと思っても、全員から褒めていただけることはないに違いない。しかし後世の歴史が評価してくれる解決策は必ずあるはず。政策は内閣に一元化ですが、内閣の健闘を祈りたい気持ちでいっぱいです。

箇所付け

といっても皆さんにはなじみのない言葉でしょうが、予算が成立すると、今度は個別の事業ごとに予算がつきます。例えば道路やら橋やらといった公共工事の予算のことですが、これを箇所付けといいます。

おととい平成２２年度予算案が成立したことにともない、本日、来年度の事業箇所付けが公表となりました。今年から発表方式が変わって、国土交通省のホームページから誰でも閲覧可能になっています。

実は党内でも賛否両論あって、選挙のの自治体に早く知らせてあげることに意味があるのだから、一斉公開では意味がない、という議員もいるのですが、私はこれはこれで良いのではないか、と思います。

以前は予算が成立したら、各省に並んで資料をもらい、徹夜で市町村ごとに資料を書き換え、朝一で配布したものですが、隔世の感があります。

胸騒ぎ

民主党政権初の予算が成立したわけですが、まだまだ問題は山積で、普天間問題もあれば郵政改革関連もある。来来年度の予算編成に向かって、経済財政運営をどうするかといった課題もある。予算が成立したからといって、内閣の結束が緩んで良いわけは決してありません。政府に入った皆さんにはなお一層奮起していただきたいものです。

このところ政府高官との夜の懇談が続いていますが、ご苦労が多いことを痛切に感じるとともに、内閣の横の連携をしっかりとしていただくことと、政府と党の意思疎通をしっかりすることの必要性を改めて感じます。

予算成立

平成２２年度予算案が成立しました。いままでかれこれ２０回ほど予算成立現場に立ち会って来ましたが、これほどまでの感慨を持って迎えたことはありません。

しかしこれで十分だなどと言うつもりは全くありません。やり残した約束や、累増し続ける借金、そして景気の問題など。解決せねばならない政策課題は山積です。

来年度予算案が成立したら、来来年度予算案を作りだすことになります。平成２３年度予算案こそが、民主党オリジナル予算案。準備を万端に整えて取りかからねばなりません。

その前に、４月は党内外で政局の季節になる。参議院選挙を目前に控えているからです。そして７月には参議院選挙本番がある。参議院選挙が終われば来年度予算案編成作業が本格化します。政治に小休止はありません。

再びの郵政改革

いよいよ明日、郵政改革の亀井案が発表となるらしい。

政治的にも政策的にも、郵政改革関連は大問題。なにせ自民党が分裂するするほどの課題なのですから。私自身、そのお陰で４年浪人するほどの風圧だったわけですが、今は「政治とカネ」ばかりであまり注目されていないけれど、政策と政局と選挙と義理と人情（？）がからんで５年前、１０年前と同じ議論を繰り返しているのは、ちょっと滑稽でもあります。

ともあれこれで事態は前に進みます。大臣が朝会見し、昼過ぎには政策会議も開催されることになっています。

今週の国会

いよいよ来年度予算が参議院で可決。予算が成立する見通しとなりました。

当たり前の話ですが、国会は民主主義ですから多数決が大原則。審議を尽くす必要はありますが、最後は採決をするのが当然のこと。野党時代は、数が少ないので政府与党の案が成立するのが当たり前だったわけですが、今度は攻守交代、そのかわりに責任も重大です。

予算が成立してもまだ予算関連法案の審議もあるし、予算非関連の法案審議もある。参議院選挙目前も目前だからいろいろな動きが出だすに違いありません。

何はともあれ予算が成立するのは与党として仕事を一つこなしたことになる。あまり周知されていない予算の中身についてもしっかり説明して参ります。