与党が迷走しているのに野党の支持率が上がらないー。かってよく経験しました。
政権交代への機運が高まって来たのは、この1、2年のことで、それまではまったく政権交代といっても、リアリティ・現実味など感じてもらえませんでした。そして絶望的に実現のメドが立たない政権交代にしびれを切らして、執行部を批判したり、野党を離党し与党入りした議員がなんと多かったことか。新生、新進、自由そして民主。離合集散を繰り返さねばならなかったのは、まさにこれらの事情によります。
というわけで、自民党の中から執行部批判が出ても驚くにはあたらない。新党を声高に叫ぶ人がいるのも新進党や民主党が通って来た道とまったく同じです。
自民党がかつての新進党のようになるのかどうかは、皆目分かりませんが、この2、3日の報道を見聞きしてふとそんな感慨がよぎりました。
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