円が高くなるということは、悪いことばかりではない。実際、円の価値が上がるということは日本人の労働価値が上がるということ。逆に円安になるということは日本を安売りすることになる。とはいえ今の日本経済が強いから円高になっているというよりは、アメリカを始めとする他国の景気が悪すぎるという面もある。
実際問題として、ここまで輸出依存経済になってしまっている今の日本で、円高を容認し続けるのも容易な話ではありません。内需主導型の経済に転換すると言っても、すぐにできる話ではない。経済構造改革に手を付ける前に、急激に円高が進むのは決して望ましいことではありません。
円が強くなると株価が下がるというこの日本経済の構造にこそ問題がある訳で、まずはその悪循環を断ち切ることが最優先です。
日本の輸出対GDP比率は15%程度であり、主要国の中でも米国に次いで外需依存度が低いにも関わらず、マスコミは日本経済崩壊の様な記事を書きます。私は、円高によるメリットを記載しても、視聴率等が上がらず、逆に悲観的な話を書くと上がる他国民と比べ根暗な気質の多い日本人に合わせてマスコミが報道しているのではないかと思います。私は民主党に根拠のある明るい未来のストーリを描いて貰いたいと思います。
投稿情報: 渡部 | 2009年10 月 4日 (日曜日) 22:21