もう今の政治のだめさ加減については誰も否定する人がいないほどになりました。関心は解散時期とそれに関連して政局のみです。「政局よりも政策」と総理が言ったのに、皮肉なことです。
囲碁には「定石」がある。同じように政治にも「定石」があります。「定石」を知らなくても勝つことはできますが、知っていた方が戦略の幅が広がります。
ところがこの定石が通じないのが、昨今の政治。「こうならこう」「この場合にはこう」というのがなりたたない。だから先行き不透明なわけです。
特に「定石」が通じなくなってしまっているのは、ひとえに自民党内の混乱のせい。党内から 「トップの発言がすべてではない」とか「官房長官を説明に呼べ」とか声が出るようでは話になりません。
八方破れで仕掛けてくるのか、それともだらだらと碁盤に石を置いて終わりになるのか。「定石」をご存じないだけに、読むのは難しいな、そう感じています。
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