先日応援していただいている税理士さんと話をしたところ、その方は70歳近い方なのですが、「自分の税理士人生の中で今一番景気が厳しいように思う」とのことでした。中小企業はもちろんのことですが、トヨタ自動車の9年3月期の業績予想によると、連結で営業利益が73・6パーセント減と大幅な下方修正。下請け・関連企業の前途も思いやられます。
今の株安は金融要因ですが、実体経済が悪化するのはまさにこれから。内閣府の試算によると、例の定額交付金による景気押し上げ効果はGDPの0・1パーセントだそうで、ほとんど効果がありません。設備投資も減額されるでしょうから、設備投資促進税制もあまり期待ができないように思います。
とにかく単なる需要の追加を小出しにするのではなく、制度仕組みを変えた上で財源を集中的に投下すること。政策にはインパクトが必要です。
コメント