今から20年ちょっと前、私は大学生。時のアメリカ大統領はレーガン氏、イギリスの首相はサッチャー氏。レーガノミックス、サッチャリズムといった、マネタリズム的な経済政策が一世を風靡した時代でした。それまでの公共事業による需要の追加ではなく、金融政策を中心とした経済政策が行われ、同時に規制緩和も景気刺激策として実施されておりました。
さてその一方で、アメリカの財政・貿易の双子の赤字と金融緩和による弊害として、ドル暴落の可能性も指摘されていました。学生ながら私は、「世界の基軸通貨がドルのままで果たして良いのか」と思ったものです。
そして20年たった今、同じ懸念が頭をよぎります。
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